人見知りのコミュ障は嫌いな食べ物の話をすればいいって話

をします。

ネットの個人ブログを読み漁るような人間は大抵コミュ障の人見知りであるかと思われますので、今回はそんなあなたに役立つことを記します。

 

いかにトークスキルが低くとも、それなりに社会生活を営む上で他人と世間話をする機会というものは避けがたく存在します。

特に大人数の集まる飲み会などは鬼門も鬼門でして、ただでさえ人の顔と名前を記憶することが苦手なわたしとしましては、出された料理が美味い不味い以前に目の前に座ってるお前は誰だみたいな、そういう悲惨な状況に陥ることもままあるわけです。

 

さて、無難な世間話と言えば天気と時事ネタが鉄板ではありますが、それ故天気の話題など振ろうものなら一発で話題のレパートリーの少なさがバレますし、かといって一般受けするような時事ネタと言えば福山雅治の結婚くらいしか思い浮かばず、かれこれ7年間もテレビのない生活をしているわたしの中の福山雅治は未だに「桜坂」と「虹」を歌っているわけで、これでは事故が起きることは明白です。聞いて欲しい歌も言いたかった言葉も無いのです。

そういうわけで表題の話ですが、話題に困った時は意外と好きなものより嫌いなもののことの方が話しやすかったりします。

例えば嫌いな食べ物と好きな食べ物。

わたしはチーズが大嫌いです。味はもとより何よりその匂いに耐えられず、それは最早憎悪の対象と言っても過言ではないレベルの話であり、洋食屋で隣のテーブルの客がパスタに粉チーズを振り掛けた程度の匂いにすら吐き気を覚えるのですが、この通り、嫌いなものを何故嫌っているのかについては、驚くほど具体的に説明できるのです。

これは食べ物に限った話ではないでしょう。嫌いな人、嫌いな言葉、嫌いな音楽、何でもそうだと思います。とは言え、嫌いな人の話となると攻撃力が高すぎるので、やはり食べ物ネタあたりがちょうどいいんじゃないでしょうか。

対して、何かを好きになるのは自然なことで、あんまり理由なんて無いんじゃないかと思います。むしろ理由のある好意ってちょっと抵抗ありますし。この辺は長くなるのでまたどっかで書きます。

 

そんなこんなでとある飲み会の席にて「わたしチーズ食べられないんですよねー」という話をしたところ、上司曰く「それ美味いチーズ食べたことないだけだろ。次はチーズの美味い店に連れてってやるよ」とのこと。美味しんぼごっこがやりたいのでしょうが、それただの苦しんぼです。

そのような事情を踏まえ、実は本当は寿司と焼肉が苦手なんですと言えないまま、もうそろそろ3日が経とうとしております。まんじゅうこわい